8月ももう最終日になりましたが、皆様お盆の行事、送りなど滞りなく済まされたでしょうか?

私は殆ど休みがなく、墓参するのが精いっぱいで、送りも灯篭流しに参加する程度しか出来ませんでした、、、

そんな晩夏の週末に、少しお客様を調整させて頂き、近畿で最終になる花火大会を見に行ってきました。

道中は見事な夕焼けが拡がり、夏の終わりの空一面のグラデーションを楽しめました。

京都縦貫道からの景色ですが、10分おきに変わる空の色は、ちょっとしたストーリーのようでものの30~40分の間でしたが、そういえば、空の景色もゆっくりと見た事なんて最近なかったな、、、
と、毎日の暮らしに少し考えてしまいましたね。

伊根は、京都の北部、舟屋で有名なリアス式の湾を持った小さな町ですが、そのロケーションは素晴らしく、花火大会も酒蔵の持ってる浮き桟橋で、波の音を聞きながら、揺られながら、一献傾けながら、、、
と言うとても贅沢な観覧となりました。

酒蔵の馴染の方々を招待しての花火大会は、舟屋毎にされていて、あっちこっちの舟屋から談笑する声が聞こえます。

酒蔵の杜氏の方は、この伊根の花火大会は、送りの花火大会なんだよ。
お盆はどこも仕事で忙しくて、お祭りなんかも重なってて、わざと遅い時期にやっています。
と言われてて、確かに舟屋のあちこちで手を合わせる方を見受けて、なんで花火大会で手を合わせるんだろ?
と思ってたら、そういう事か。
と納得しましたね。

私はこの花火大会に招待されて何年になるかは忘れたけど、毎年この伊根の花火大会が終わると、夏の終わりだな、、、
と思いながら参加していましたが、亡くなった方の送りの意味があるのは今回初めて知りました。
来年からは、もう少し厳かな気持ちを持って参加したいと深く思った次第です。

この記事を書いた人

橋 豊
橋 豊Yutaka Hashi
現店舗に移転をしてからは、あまり流行だけを追わずに、お客様の良さを引き出す事に集中しています。