美容学校の生徒がサロン研修というのに来られました。
お姉さんはアッピアのお客さんで、この妹さんの事は姉からもよく話を聞いていました。
19歳の娘さんに言える事はいつも一緒。
お客さんを目の前にした時に、どれだけイメージング出来るか?
どれだけ喜んで帰って頂けるか?
美容の仕事は、エースとジョーカーが同居する仕事で、エースの仕事は徹頭徹尾ロジスティックに処理しないといけない。
カラーリングの発色はいくら気合いを入れても、レシピ以外の色にはならないし、全く薬液の入らない髪にクリニック性の高いものを使っても、それは根本的に間違ってる。
逆にジョーカーの仕事は、、、?
顔の輪郭、骨格を誤魔化すのがカットの腕前だと言われてるが、そのウイークポイントを強調するカットは明らかにジョーカーの仕事だ。
目を瞑り、イメージしてこのお客様ならこのスタイルが絶対に似合う!
頭の形が際立っても、これは似合う筈!
をアプローチするのがジョーカーの仕事。
似合わなければ、それは失敗に終わり、失客に繋がるけれど、似合えば必ずリピートして頂けるはず。
これは19歳から培った方が良い感覚だ。
誰にでもジョーカーの仕事は出来ないが、この方なら、、、であればアプローチするセンスは磨けば磨くほど、引き出しが増えてくる。
最近の美容学校は、基本をしっかり教えずにクリエイトする練習ばかり教えているらしいが、サロンの仕事の8割はロジスティックなもので、やはり基本に裏打ちされた仕事はしっかりと覚えないといけない。
今回現場のサロンワークを体験された19歳は、カラーレシピやカットの展開に驚いたらしいが、別に難しい仕事をしているわけではない。
必要な仕事をしているだけで、頭の形によって、グラの角度やシザーを使い分けてるだけだ。
美容師を志し、入学してくる9割が10年後には辞めている現実は、あまり理想的な数字ではないが、せっかく志した仕事。何とか頑張って続けて欲しいですね。
この記事を書いた人

- Yutaka Hashi
- 現店舗に移転をしてからは、あまり流行だけを追わずに、お客様の良さを引き出す事に集中しています。
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