お盆が過ぎて、あの刺すような日差しも、纏わりつく湿度も影を潜め、いつしか頬に当たる風も心地よい晩夏。
今日はちょっと気の早い成人式の前撮りセット。
最近は和服振袖といっても、飾りはこんな感じで使う。
勿論ブライダル用だが、メイク、帯、ピアスや、飾り襟でポピュラーな飾りよりも洋装飾りが似合うなら、相談しながら付けていく。
セットはバックを夜会にしてサイドはアシンメトリコなポンパドールだが、トップはライジングで纏めたカールを壊していく!
このライジング、あまり聞き覚えが無いワードだけど、これをするのとしないのとでは、かなりイメージが異なる。
簡単に言えば、一度纏めたセットを、クシや指を使いながら崩していくのだが、この崩し方がかなり難しくて、やり過ぎるとかなりルーズな雰囲気になってしまうし、あまり崩さないとヘタなセットのように見えるので、お客様の顔を見ながら高さと崩し方をコントロールしていく。
仕上がりにお客様も両親も満足されたので、ほっとしましたが、いつの時も旬なセットは神経を遣います。
特にライジングを入れる時は、直せないので、失敗したら一から作り直さないといけません。
ブライダルだとこれ位は入れますが、セットしたスタイルを崩すわけですから、雨や湿度、風などを考えながら入れていくのが基本です。
長さが無い方は、どうしても後ろで引っ張って、、、になりますが、このライジングを入れれば動きのあるスタイルを作れます。
一度やってみる価値はある特殊テクニックの一つですね。
この記事を書いた人

- Yutaka Hashi
- 現店舗に移転をしてからは、あまり流行だけを追わずに、お客様の良さを引き出す事に集中しています。
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