ハット系のパーマは2006年頃に流行りだして、形状記憶カールだけどダメージが、、、で、今ではごく限られた方にしか使えない。ように思われていますが、実は弱酸性域の薬液の使い方で、かなりハイダメージのお客様にも使えるようになっています。
巻き方に変わりはありませんが、ラクトンチオール(スピエラ)を積極的に使う事により、髪への負担は激減出来ています。
モデルのお客様は、8~9トーンレベルのピンク系のカラーで、毛先には以前のカールによるダメージが残っていますが、スピエラでワインディング後、ナノミストで水分補給、低phのシステアミンとのW還元により、かなり緩く大きなカールが出せます。
デジタルの温度は50℃から高くても55℃で、時間も10分程度で中間水洗し、2液を3度付けいたします。
手触りを見るためにスタイリング剤もドライヤーも使わずにドライしましたが、カラーの退色はほぼゼロ。質感もごわごわ感なく、クシが通ります。
デジタルの機械はODIS-EX。酸性デジタルはこの機械じゃないと漏電いたします。
巻き髪全盛の頃はもてはやされたデジタルパーマですが、その後ニュアンス系のカールが台頭して次第に活躍の場を失ったように思われていますが、実際にはアレンジ次第でまだまだ現役の形状記憶カールが表現出来ます。
特にクセ、硬毛の方は一度試す価値はあるかと思いますね。
この記事を書いた人

- Yutaka Hashi
- 現店舗に移転をしてからは、あまり流行だけを追わずに、お客様の良さを引き出す事に集中しています。
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