現在、日本国内の成人女性のカラーリング比率は75%~と言われています
その中でもグレイカラー、通称白髪染と言われる比率は、全体のカラーリングのこれも70%近く、となっています
グレイカラーをされてるお客様の一番大きな悩みは、やはりカラーリングスパンの短さでしょう
気にしなくても見えてしまうグレイヘアは、白い悪魔!と言っても差し支えない程、毎朝のドレッサーを見るのが憂鬱になるほどですね
アッピアでも短いスパンのお客様はかなり多く、毎回ダメージ度合いと、地肌の状態のチェックはかかせません
それでは そのような頻度のカラーリングのお客様にどのような薬液を使っているのか?
オーガニックのカラーリング剤で、アレルギーの元凶のジアミンやシリコンを可能な限り削減された髪にも地肌にも優しい薬液です
こちらも異なるメーカーのオーガニックカラーですが、こちらは幾分グレイカラーのカバー力が落ちますので、20%程度までのグレイ比率のお客様対象ですね
逆にこの2種類では80%~のグレイヘアがカバー出来ない時があります
そんなときはオーガニック性は落ちますがこちらの薬液を使用することが多いです
それでは、グレイカラーでもあまり暗いのはイヤだな、、、や、カッコよくシルバー系にしたいんだけど、、、
な方も多数おられます
完全にシルバーやアッシュ系に特化したカラーリング剤です
髪や地肌への刺激は、上記ものよりも格段に上がり、褪色も早く、髪のダメージも進みますが、仕上がりのシルバーのツヤ感は他の薬液では絶対出ない程のレベルです
こちらはピンク系に特化した薬液で、多少のダメージヘア等関係なしに着色いたします
これも上記のシルバー系の薬液同様かなりの刺激がありますので、地肌の弱い方や、アレルギーの方にはお勧めできません
こちらの薬液は、今まで紹介した物と全く異なる薬液です
上記の薬液らは全てアンダートーンと言う、簡単に言えばブラウンベースの色味が入っていて、グレーの色味でも厳密に言うとブラウングレイと言うことになり、レッドでもやはりブラウンレッドとなりますから、彩度と言う面で言えば
少し濁りがあるのは否めません
しかし、この写真のカラーリング剤はそのアンダートーンをほぼ使っていません!
彩度はかなり高く、色もそれなりに持ちます
グレイカラーにはあまり向きませんがファッションカラーでは狙った明るさと彩度にほぼ仕上がります
その代わりにレシピは難しく、少し余分な色を混ぜると途端に濁った仕上がりになるので、カラリストでもかなり上級者向けと言える薬液です
上記の物は全てアルカリ領域の薬液で、実際にサロンでは酸性カラー(実は弱アルカリ性)、マニキュア、ヘナ、植物系、塩基系等のカラーがありますが、それは又の機会に、、、
ここまで見て、私はどれがいいのだろう?今行ってるサロンではどんなのを使って貰ってるのかな、、、な方に、粗悪な薬液の見分け方があります
絶対ではありませんので参考程度に、、、
粗悪な薬液の特徴は恐ろしい程のシリコン系薬液の混入になります
地肌への刺激は勿論痛い事が多いですが、これは個人差がありますので、中には粗悪な薬液でも痛くない方もおられます
しかし、仕上がりのツヤは強烈です!
大量のシリコンが混入されてますから、サロンから帰る時のツヤは凄まじいものがあります
そして、そのツヤがほぼ間違いなく3週間程も持ちません
そして、毛先がかなり褪色してパサパサになってきます
ホームケアの差もありますから絶対とは言えませんが、ほぼこの現象は起きています
そして髪が痩せておられる方が多く見られます
1度だけではそれ程問題はないと思いますが、持続させるのはちょっと怖いものがあります
働いている女性にとってグレイカラーは、切っても切れぬメニュー、一度どんなのを使って貰ってるのかを聞いてみるのもいいかもしれませんね
酸性カラーで真っ黒になるか、安っぽいイエロー系にするしか選択肢がなかったおじさまも、シルバー+グレイパール+ブルー+サファイヤのレシピでこんな仕上がりに。
ルーティンになりがちなグレイカラーをちょっと考えてみましょう
この記事を書いた人

- Yutaka Hashi
- 現店舗に移転をしてからは、あまり流行だけを追わずに、お客様の良さを引き出す事に集中しています。
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