少し前の話ですが、クラシックカーのツーリング&ラリーがありました。
まだ残暑どころか、35℃近い猛暑日に綾部から舞鶴や、伊根、丹後半島なんかをコマ図と言う簡易の地図を見ながら、300km近くを走る。クラシックカーでは定例のイベントです。

スタート地点は綾部の交流センターですが、私達の車は舞鶴や綾部から参加していますが、大阪や神戸、奈良や、岡山等からも参加されていて、そんなエントラントは、このスタート地点に来るまでに、かなり走って来られます。
ツーリング&ラリーは、展示するだけのイベントや、ロープや警備員常備で厳重警戒されているイベントとはちょっと異なっていて、法定速度を守りながら、一般車両と普通に公道を走るもので、サーキットを走るレース等とも全く異なります。

車両は、ミニからアルファロメオ、ポルシェや、エラン、7等、多岐に渡りますが、スピードを競うイベントではないので、各々が自分のペースで景色を見ながらゆっくりと走っていきます。

クラシックカーのツーリング&ラリーは、マナーが良いのも特徴です。
旧い車なので、トラブルはつきものですが、エントラント同士で直したり、押したり、、ガソリン給油したり、、、は日常茶飯事です。
ラリー中に、新しいBMWやアウディ、GT-Rなんかが幅寄せしたり、無理やり追い越したりも多くありますが、皆さん、どうぞどうぞ。な対応でいなしていきます。
年齢層は明らかに高く、40代~70代辺りがメインでしょうか。

クラシックカーは不便です。エアコンもないし、バックモニターもABSもありませんが、ちょっとだけ穏やかな気持ちになります。
不便なものを見直す風潮も最近は増えていると聞きます。
一度、こんなイベントを経験されるのもよいのではないでしょうか?

この記事を書いた人

橋 豊
橋 豊Yutaka Hashi
現店舗に移転をしてからは、あまり流行だけを追わずに、お客様の良さを引き出す事に集中しています。