先日旧くからの親友がカットに来店してくれた。
彼は、お客様でも何でもなくて、私的な事だけど、私が初めてイタリア車を買った処の会社の担当だった人物だ。
それは24年前の10月だったのをはっきり覚えている。
京都駅まで山陰線に乗って、八条口のターミナルで受け渡しをしたのを昨日のように記憶しているのは、彼がたまたま同級生だった事もあるのかもしれない。
月日は流れても、彼は24年前と変わらず、イタリア車を愛して、ボロイ車を治しては売り、路上で止まった小さなフランス車を夜中に引き取りに行ったりしている。
そんな彼がひょっこりと来店した!
実は私が今現在乗ってるフィアット500も、数年前の盛夏にリトルウッズと言う世田谷でイタリア車なんかをグローバルに展開してる、小林社長と二人で、世田谷からなんと自走で持ってきてくれた!
聞けばオーナーはかなりの高齢であまり乗れなくなってしまったから、誰か大事にしてくれる方に価格はどうでもいいから引き取って欲しい、な経緯だった。
買うかどうかも分からないのに、取り敢えず乗っていくわ!で実際に汗だくになりながら置いていった。
置いていくといっても帰らなきゃいけない訳で、じゃこれでも乗って帰ってよ!
俗に言う交換です。
こんな車の購入や手放すやり方は、今じゃ考えられないんだけど、彼が勝手に話を作って、手間賃や輸送代なんかは、舞鶴で美味しい食事を振る舞ってよ!で、了解したなんてのは昭和な取引だな~
そんな彼も50歳を過ぎて、自分の今のやり方に悩み、逡巡して、迷っているだろう。
私達の年齢辺りになると必ずそういう時が来る。
けれど、それでも前を向いて進むしかないんだよな~
ちょっと驚いたけど、とても嬉しい旧友の来店でしたね