形状にはバランスがあり、物と物の距離や大きさ等によって落ち着いて見えるバランス、なんとなく不安定な感じ、等がありますが、サロンの仕事もカットやカールはこのバランスが生命線になります。
1cm短くなると、顎が長く見える。又、バングが1cm広くなると顔が大きく見えてしまう。これは全て小さなバランスですが、視覚的にはかなり大きな差になってしまいます。
これらのバランす感覚を磨くには、ひたすら見る事を心掛けています。
写真の直島のリーウーファンミュージアムは石や岩が転がしてあるだけのように見えますが、見る角度を変えれば非常に均衡が取れた配置なのがわかります。
タイトルの草間弥生さんのご存じ黄色いカボチャも然り。
やはり偶然ではなく、必然的にバランスが取れているのが見えてきます。
少し見方を変えればバランスは分かってきます。
スタイルにまんねりを感じた方は、少し今までよりもバランスを変えると、又違う世界が見えてきますよ。